アンチエイジングで慢性炎症を抑えるには過剰なストレスを減らす
当ブログでは、慢性炎症・酸化ストレス・糖化を防ぐためのアンチエイジング・デトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回はアンチエイジングで慢性炎症を抑えるには過剰なストレスを減らすことが大切だということについて述べていきたいと思います。
ストレスによって増え過ぎた活性酸素(フリーラジカルの一種)は私たちの細胞にサビつきと劣化をもたらし、老化を促してしまうため(酸化ストレス・慢性炎症)、アンチエイジングの観点からすると、必要以上のストレスは大敵だといえます。
また、近頃は、慢性的に続く「キラーストレス」が生活習慣病の多くの原因になったり、時には命をおびやかしたりすると指摘されるようになりました。
ストレスとアンチエイジングの関係とは?
そのストレスとアンチエイジングの関係については、例えば医学博士の根来秀行氏が
人間関係などでストレスを感じ、精神的に安定していない時に、胃がキリキリ痛んだり、肌の荒れやニキビの出現などを経験したことのある方も結構いると思います。これは、ストレスホルモンの作用によるものなのです。そして、このストレスホルモンが老化を進めるのです。(根来秀行『身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則』p194)
過剰なストレスが続くと、コルチゾールの過剰分泌が起きます。コルチゾールの過剰分泌は体内の免疫機能を低下させ、血糖値を上昇させ、さらに交感神経を興奮させる作用があります。交感神経が緊張することにより、今度はアドレナリンが分泌され、アドレナリンは全身の血管を収縮させて血圧を上げてしまいます。胃腸粘膜の血管も収縮させてしまうことになります。これらの体に負の作用は結局のところ肌の老化をはじめ、全身の老化を進めてしまうことにつながっていくのです。(根来秀行『身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則』p194~195)
と述べています。
ストレスのコントロールはアンチエイジングのために大切
そのため、ストレスや「酸化ストレス」による体の老化や慢性炎症を防ぐには、日常生活での不必要な「ストレス」を少なくするためのストレス対策が大切になってくるのです。
そのストレス対策とは、例えば、不快なストレスによって炎症が起きないよう、ストレスと適切な距離をとることを常に意識することです。
また、余計なストレスを溜め込まないよう、ストレスを過剰に感じたらその都度に深呼吸や軽いストレッチをしてリラックスするよう心がけるなど、自分なりのストレス対策やストレス解消法を用意しておくのも効果的だと考えられます。
さらに、
- 何事も楽観的に捉え、毎日楽しく生きる
- 過去に対する後悔や未来への不安に対して思い悩むのやめ、今に感謝する
- 自分のやりたいことだけをやるようにする
といったようなことを心がけ、ストレスを自分なりにコントロールすることもアンチエイジングのためには大切だと思われます。