慢性炎症・酸化ストレス・糖化を防ぐアンチエイジング・デトックス・ダイエット

慢性炎症・酸化ストレス・糖化を防ぐためのアンチエイジング・デトックス・ダイエット方法について書いています。

『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』 福田カレン 著

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回は『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』(福田カレン 著 ライトワーカー)を紹介しながら、慢性炎症を抑えるためのデトックスについて書いていきたいと思います。

 

デトックスの極意 最強のアンチエイジング

 

今回ご紹介する『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』の著者である福田カレンさんは、フルーツ・オブ・エデンを主宰されている、デトックスセラピストであり、エネルギー栄養学研究者だといいます。

 

そして、福田カレンさんの『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』の特徴は、主にアメリカにおいて広く普及している健康法である「ナチュラルハイジーン」をベースに、

 

  • 「人間の身体と非常に相性のよいフルーツを食べることによるデトックス法」である「フルーツクレンズ」
  • 「コールドプレス(冷温圧搾)」という熱を加えずに手搾りしたジュースを飲みながら行うジュースクレンズ」

 

など、フルーツを中心にしたデトックスの方法について詳しく書かれていることだといえます。

 

そのため、フルーツを中心にした食事でデトックスアンチエイジングを行いたいという方は、一読してみることをオススメします。

 

デトックスの極意 最強のアンチエイジング

 

また、「慢性炎症」に関しては、以下のように述べています。

 

 慢性炎症の原因となるものは、加齢に伴って炎症に抵抗する力が弱くなることや、老廃物などの蓄積に対処しきれなくなり、リーキーガットが起こることだといわれていますが、食生活とも大きな関係があります。フルーツや野菜、良質の脂質には慢性炎症を防ぐ働きがあり、精製した穀物トランス脂肪酸は慢性炎症を悪化させることがわかっています。

 脂肪組織、特に内臓脂肪は慢性炎症を悪化させる作用が強いことがわかっていますから、フルーツや野菜をしっかり摂り、良質の脂質源である生のナッツを食べ、精製した穀物や加工食品はできるだけ少なくなることが、慢性炎症への対策です。(福田カレン『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』 p79

 

 

さらに「アンチエイジング」に関しては、

 

 年齢を重ねると代謝が落ち、栄養を吸収する力もだんだん弱くなっていきます。そのため、カロリーは控えめに、栄養素は以前よりも多めに摂取するよう心がけると、身体の機能の衰えをカバーすることができます。カロリー制限をすると寿命がのびるという研究結果が複数あることからも、食事の回数を減らし、ジュースに置き換えることは有効なアンチエイジング対策だといえます。

 コールドプレスジュースは消化も吸収もよく、フルーツ野菜の栄養素を損なうことなく摂取できますし、フルーツの持つ色の成分やファイトケミカルは、さまざまな代謝機能をサポートしてくれます。(福田カレン『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』 p134

 

と述べています。

 

フルーツを利用したデトックスアンチエイジングで慢性炎症対策

慢性炎症を防いだり、改善したりするためには、日頃からデトックスを行う習慣が必要になってくるように思います。

また、原因不明の体調不良に悩んでいる場合、デトックス生活を続けることによって、体調不良が緩和されていくことは十分考えられます。

 

ですが、そのためには、毎日の食生活において、食品添加物や白砂糖などが多く含まれる加工食品や加熱食品ばかりを摂るのを避け、代わりに、ビタミンやミネラル、ファイトケミカルなどが豊富な野菜や果物を多く食べるようにすることが大切だと思われます。

 

特に果物・フルーツは、消化に良く、朝食代わりに食べる事で、デトックスアンチエイジング、ダイエットなどに有効な食材だと思われますが、GI値が高い果物は食べると太りやすくなる、など、フルーツに対する誤解も多いと思います。

 

デトックスの極意 最強のアンチエイジング

 

しかし、「フルータリアン」である福田カレンさんによる『デトックスの極意 最強のアンチエイジング』は、そのようなフルーツに対する誤解も晴らしてくれる一冊となっています。

 

そのため、慢性炎症だけではなくよく分からない体の不調などの対策のために、食生活にフルーツを採り入れてみたいと考えている場合、本書は実際にフルーツクレンズやコールドプレスジュース始めてみようと、背中を押してくれるきっかけになってくれると思われます。

 

また、肉体を超えた<スピリチュアリティ>の問題についても、多くの言及がなされており、食べ物と心の関係についてより深く知りたいという方にもオススメすることができます(ただし、どちらかというと、本書は女性向けですので、男性の方で、精神的な話やスピリチュアリティのことに全く関心がないという方は、読んでいてもピンと来ないかもしれません)。

 

デトックスの極意 ― 最強のアンチエイジング

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そのほか、本書のなかや巻末にある「デトックスライフ必需品」やデトックスに関する「Q&A」も、デトックスを本格的に始めるにあたって、たいへん役立つ内容になっています。

 

デトックスの極意 最強のアンチェイジング [ 福田カレン ]

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ちなみに、福田カレンさんが主宰するフルーツオブエデンに関心がある方は、以下のリンクから飛べますので、訪ねてみてください。

 

www.fruit-of-eden.com

 

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『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』を読んだ感想。

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回は『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』(内山葉子 著 評言社)を読んだ感想について述べていきたいと思います。

 

この『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』は、『子供の病気は食事で治す』『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』などの著作があり、医学博士であり葉子クリニック院長である内山葉子医師による一冊です。

 

なぜ今回、この本を取り上げようと思ったのかといえば、加工食品に含まれる食品添加物や日用品に使われている化学物質の多くは、慢性炎症やアレルギーなど引き金になると、私自身、考えているからです。

 

そして実際に『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』を読むと、いかに自分の身の周りに無数の有害物質が潜んでいるのかということを思い知らされました。

 

 有害物質が私たちの体に及ぼす影響ははかりしれません。ほとんどの病気は、これら有害物質が体に蓄積することによって起こります。細胞が本来の機能を失い、細胞同士の情報交換ができなくなったり、細胞内の老廃物を排泄できなくなったり、栄養を摂れなくなったために起こると考えていいのです。(内山葉子『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』p4)

 

毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!

 

また、食品添加物や農薬、有害金属などの人体への悪影響について書いているデトックス本は多いですが、この内山葉子医師による『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』においては、

 

  • 内分泌かく乱物質
  • 有害なハロゲン(塩素、フッ素)
  • 揮発性溶剤
  • 電磁波(EMF)
  • 遺伝子組み換え食品、グリフォセート
  • 食品添加物人工甘味料化学調味料、着色料、発色剤、リン酸塩)
  • トランス脂肪酸
  • 有害金属
  • カビ(マイコトキシン)
  • 大気汚染・土壌汚染
  • 住環境での有害物質
  • ワクチン
  • パーソナルケア製品

 

といったように、健康を損なう可能性がある有害物質が関係しているものを広範囲にわたってカバーしています。

 

さらにこれらの有害物質についての基本情報が網羅されており、別ページでまとめられているので、ある意味、有害物質についての事典としても重宝する一冊になっています。

 

また、「有害物質は、さまざまな方法で人の体へ悪影響を及ぼします」として、

 

  1. 酵素阻害物質
  2. 内分泌かく乱物質
  3. 腸内細菌へのダメージ
  4. ミトコンドリア機能障害
  5. 自己免疫の異常

 

といった、有害物質による人体への影響を挙げています。

 

毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!

『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』 内山葉子 著 評言社

 

しかし、様々な有害物質に囲まれているからといって、本書『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』では、やみくもな薬やサプリメントなどの摂取を勧めているわけではありません。

 

内山葉子医師は、本書において、「私たちの体は、排泄能力の低下が起こっていると、有害物質がとても入りやすい環境になっています。まずそこを修復することのほうが重要であり、体にもやさしいのです」としており、

 

  • 「体に負担のかかる解毒はしない」
  • 「安全に行う」
  • 「あせらずゆっくり順番に行う」

 

ことが大切だとしながら、「解毒の基本4原則」として、

 

  1. 有害物質をできるだけ避ける
  2. 有害物質が入りにくい体にする
  3. 内臓から解毒しやすい体にする
  4. 1~3ができたうえで、いろいろなものを使って外からも解毒をやさしく手伝う

内山葉子『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』p70

 

 

を挙げています。

 

内山葉子『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』

 

 

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『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』を日々の生活に活かすには?

 

ところで、『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』を読んでいると、安くて便利であるという理由から、つい手に取ってしまう、食品や日用品の多くには、様々な有害物質が潜んでいるということを思い知らされると同時に、身の回りは実は「毒だらけ」だと不安をおぼえ、疑心暗鬼になったり、深刻な気分になったりしてしまう読者の方も多くいらっしゃるかもしれません。

 

また、都会で生活している場合、ペットボトルに入れられた飲料ひとつをとっても、様々な有害物質にさらされていることが分かってくるため、「田舎で自給自足の生活でも送らない限り、有害物質から逃れることは不可能だ」と、デトックスをあきらめてしまうかもしれません。

 

しかし、私自身は、だからといってデトックスをあきらめてしまうのではなく、食品添加物や化学物質といった有害物質の除去や、体のデトックス(毒出し)に関しては、少しずつ、まずは全体の約3割を減らすことを目標に始めてみるのが良いと思っています。

 

 

慢性炎症や原因不明の体の不調を防ぐためには、デトックス(毒出し)生活への第一歩を踏み出してみる。

 

そして、原因不明の体の不調や慢性炎症を防ぐためには、デトックス生活への第一歩を踏み出することが大切だと考えています。

 

このことに関しては、著者の内山葉子医師自身も、「あとがき」において、

 

 こんなに有害物質にさらされているんだとげんなりされた方、もう今さらと思って諦めに近い思いになった方、大変だと不安や恐怖感をもたれた方もいるかもしれません。

 そうです。今この社会で生きている限り、「毒」を完全に排除することは不可能です。

 でも、みなさんを不安にさせるために、この本を書いたのではありません。(内山葉子『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』p245)

 

 

と述べています。

 

また、インターネット上でデトックスに関する知識が簡単に手に入ることを懸念しつつ、

 

 例えば、身の回りの「毒」を一つでもなくすことで、体の負担を減らすことができます。そして、私たちには「排泄する力」が備わっているのです。その力を最大限に活かしていく方法もあるのです。それを知ること、正しい知識を知ることこそが大切なのです。

 正しい知識、対処法を知ることで、私たちの健康や健康不安はずいぶん変わります。また、正しい情報や知識を意識して生活するだけでも自然と入ってくる「毒」を減らすことができます。(内山葉子『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』p245~246)

 

 

と書かれている点は、非常に共感できるとともに、身の回りに潜む有害物質との向き合い方について考えさせられます。

 

以上、ここまで内山葉子医師による『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』を読んだ感想を述べてきましたが、本書は原因不明の体調不良や、慢性炎症を改善したり、予防したりしたいと考えている方にとっては、有害物質についての知識を得たり、正しいデトックス方法を知ったりするという点において、一読に値すると思われます。

 

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加工食品だけではなく生の食材も摂ることは、アンチエイジングと慢性炎症予防のために必要。

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回は加工食品だけではなく生の食材も摂ることは、アンチエイジングや慢性炎症予防のために必要であるということについて述べていきたいと思います。

 

前回や前々回の記事では「酵素」とアンチエイジングについて書きましたが、慢性炎症を予防して、健康長寿のためのアンチエイジングを実現するためには、食生活に食物酵素が含まれた生食を採り入れることも、大切であるように思います。

 

ちなみにテレビのCMなどで、「酵素」が含まれた健康食品が体に良いと宣伝されていますが、代謝のために働く酵素は、必要に応じて、体内でその都度つくられるので、食べ物から補充することはできません。

しかし、かといって、果物や野菜、発酵食品やハチミツなどに含まれている食物酵素が、健康のためにまったく役に立たないのかといえば、そうではないように思います。

 

このことに関して、たとえば、酵素栄養学の祖であるエドワード・ハウエル博士は、「自然はすべての生の食べ物のなかに、人間が消化しやすいように、最終的には人間の体外でも分解できるように、正しく、バランスのとれた大量の食物酵素を入れてくれている」と述べています。

 

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そして、大根や山芋や生姜、りんごやパイナップルやバナナといった野菜や果物には消化酵素が豊富に含まれていますし、納豆や味噌、ぬか漬けなど、日本が誇る伝統食の発酵食品にも消化を助けてくれる酵素が含まれています。

 

これらの食物酵素が含まれた食材はどれも、体内に摂り入れた際、消化管に負担をかけないよう、あらかじめ消化されやすいようになっているのです。

 

ところが酵素は熱に弱い性質があり、48℃を超えると次第に壊れ始めていくため、加熱食や加工食品には食物酵素は含まれていません。

また、手軽で便利な加工食品には、食品添加物人工甘味料トランス脂肪酸など、体内の酸化や糖化、慢性炎症に関係してくるものが含まれている場合が多いことは、留意しておく必要があるように思います。

 

生食と加熱食の割合は6対4が良い

もちろん、加熱食自体が悪いというわけではないため、この記事では、決して、加熱食の代わりに、食物酵素が含まれた生の食材だけを摂るようにすることを勧めているわけではありません。

 

このことに関しては、たとえば日本における酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史氏も、『「酵素」の謎 なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』のなかで、生食と加熱食の割合は6対4が良いとしています。

 

その理由としては、現代においては生野菜や果物の栄養価は農薬やビニールハウスなどの影響で下がっており、酵素も少なくなっているため、生の野菜や果物だけでは栄養学的に満たされず、免疫力もつかないことを挙げています。

また、肉や魚、卵などの動物食にはアミノ酸やビタミンB12など、植物性の食品だけでは補いきれない栄養素が含まれていることも、その理由のひとつです。

さらに、極端な食事設定をしてしまうと、そのことがストレスになり、病気や消化不良の原因を引き起こすことになりかねないとしています。

 

そのほか、大根やしいたけなど加熱したり干したりしたほうが栄養価が高まる食材もあるため、加熱によって酵素の力が失われたとしても、生の野菜と併用することで、栄養面と消化面の両方を十分なものにすることが出来ると述べています。

 

それに加え、日本人は特に納豆や味噌、漬物や刺身など、加熱しない方法で食事を摂る文化を持っており、そのことが長寿を支えてきたとも鶴見氏は述べています。

 

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忙しいことを理由に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されている手軽で便利な加工食品につい頼ってしまいがちになりますが、慢性炎症を防ぎ、健康長寿のためのアンチエイジングを実現するためには、からだに消化の負担をかけない食物酵素が含まれた食材も、バランスよく毎日の食生活に採り入れていくことが必要であるように思います。

 

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アンチエイジングのコツは食べ過ぎを避けて酵素の消耗を防ぐこと。

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回はアンチエイジングのコツは食べ過ぎを避けて酵素の消耗を防ぐことである、ということについて述べていこうと思います。

 

前回の記事では、「酵素とアンチエイジングの関係」について書きましたが、酵素によって真のアンチエイジングを実現するためには、食べ過ぎを避けることで、体内酵素の消耗を防ぐことが大切になってくるように思われます。

 

このことに関して、日本の酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史氏は、『「酵素の謎」ーなぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』のなかで、

 

「一生に一定量しかない酵素が徐々に失われていくのが老化で、尽きる時が死を迎える時です。そのため、酵素の消費は絶対に避けなければならないのです」

 

「過食を繰り返す肥満者が短命なのは、体内酵素の枯渇が早いからです」

 

と述べており、その「体内酵素の枯渇」を引き起こす原因のひとつとして、過食による消化不良を挙げています。

つまり、消化不良を起こすほど、食べ物を摂り過ぎてしまうことは、それらの食べ物を消化・分解するために、からだに負担をかけすぎてしまうことを意味するのです。

 

 

時々空腹を感じることや、腹八分を心がける食習慣は、アンチエイジングの実現や健康のために必要であるということは、これまでもよく言われてきたことですが、空腹を感じることによって体内のミトコンドリアの数が増えることが、寿命を延ばすことと関係しているようです(参考 太田成男『体が若くなる技術』、日置正人『ミトコンドリア不老術』)。

 

また、食べ過ぎによる肥満状態は体内の炎症に深く関係しているといわれていますから、時々空腹を感じるようなライフスタイルは、慢性炎症を防ぐことにもつながっていくようにも思われます。

 

普段から腹八分を心がけることはアンチエイジングのために大切

ちなみに以前の記事で、「本当のアンチエイジングは引き算」ということについても述べましたが、酵素に関しても、食べ物やサプリメントによって酵素を増やすよりも先に、日頃から過食を避け、腹八分を心がけるような生活習慣が大切になってくるように思うのです。


しかし腹八分を心がける食習慣が、健康長寿という意味でのアンチエイジングにつながるとはいえ、ダイエットや美容目的のために、「食べないこと」や「断食(ファスティング)」を徹底するのは、注意した方が良いと思われます。

なぜなら、肥満症の人は体内が慢性炎症状態のうえ、寿命が短いといわれますが、痩せ過ぎの人も早死にするリスクがあると言われているからです。

 

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アンチエイジングにしろ、ダイエットにしろ、ファスティング(断食)にしろ、流行りの健康法だからといって、自分の身体がひどいストレスを感じる程、極端に徹底して行うことは、やはり避けた方が良いのかもしれません。

 

いつまでも若々しく元気でいるための、本当のアンチエイジングを実現のためには、巷に流布している様々な健康情報や科学的根拠に惑わされず、何事も、自分のからだの調子が良い、生きていることが気持ちが良いと思えるように、自分のからだと相談しながら行っていくのが良さそうです。

 

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酵素とアンチエイジングの関係とは?

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回は酵素アンチエイジングの関係について述べていきたいと思います。

 

慢性炎症や酸化・糖化を予防し、本当のアンチエイジングを実現するためには、「酵素」の存在が重要になってきます。

 

なぜなら酵素は人間の体内では、食べ物の消化や吸収、解毒、エネルギーの代謝など、あらゆる生命活動の媒介として働いているからです。

もし体内の酵素がきちんと働いていなければ、生命活動を維持したり、新陳代謝を活発にしたりすることは出来ません。車でいえば「バッテリー」のような存在、それが「酵素」なのです。

 

しかし、近年、酵素が含まれたサプリメントなどが販売されていますが、代謝のための酵素は、食べ物など、外部から補給することはできません。

 

そのため、アンチエイジングのために「酵素」は大切なのですが、代謝を良くするための酵素は単純に外から補充できるわけではないので、注意が必要です。

 

一方、食べ物に栄養素として含まれる、糖質もたんぱく質も脂質も、胃から小腸へと至る過程で分子レベルにまで消化・分解されていきますが、その役割を担っているのも「酵素」です。

その消化のための酵素には、代表的なものとして、でんぷんをブドウ糖に分解する「アミラーゼ」やタンパク質分解酵素の「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素の「リパーゼ」があります。

 

これらの消化酵素はだ液や胃液、膵液などに混ざって食物の消化のために働いています。

 

食生活における酵素の消耗が老化につながる

 

食生活における酵素の消耗が老化につながる

しかし問題なのは、現代社会は食べ過ぎや早食いの傾向によって、消化のためにカラダに負担をかけすぎてしまっていることだと思われます。

さらに口から放り込まれた食べ物が、体内の消化酵素でも分解しきれないほどの量であると、小腸から吸収されず、腸内で消化不良を起こしてしまいます。

 

このことに関して、日本の酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史氏は、糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素が、摂りすぎによって消化不良を起こしてしまうと、腸内において「異常発酵」「腐敗」「酸敗」といった現象を起きて、腸内環境をいちじるしく悪化させてしまうと述べています。

 

たとえば、『「酵素の謎」ーなぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』(祥伝社新書)という著作のなかで、

 

人間の生命活動のなかで、もっともエネルギーを使う消化という活動は、いったん消化不良を起こすと、消化酵素代謝酵素が力を合わせても追いつけないほどハードなのです。その結果、腸内腐敗が起き、窒素残留物が出現、血液をドロドロにして、ありとあらゆる病気を作り出していくのです。

 消化不良を起こす一番の原因は、過食という悪癖です。肉、魚、卵、牛乳などの動物性タンパク質の過食は特にリスキーです。過食を繰り返す肥満者が短命なのは、体内酵素の枯渇が早いからです。(鶴見隆史『「酵素の謎」ーなぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』p190~191

 

としています。

 

『「酵素の謎」ーなぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』

鶴見隆史『「酵素の謎」ーなぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』

 

さらに鶴見氏は、老化の原因として挙げられているものとして、「酸化ストレス」「テロメア説」「老化遺伝子説」を紹介していますが、

 

「酸化も、テロメアも、遺伝子も、すべて酵素が関係していますが、もっとも大きな原因は酵素寿命説です。

 一生に一定量しかない酵素が徐々に失われていくのが老化で、尽きる時が死を迎える時です。そのため、酵素の消費は絶対に避けなければならないのです」

 

と述べています。

 

酵素」という観点からアンチエイジングのために重要なこととは?

酵素アンチエイジングの関係において、大切なことは、まず、体内酵素の消耗を避けるために、食べ過ぎないように気をつけることだと思われます。

このことは昔からよく言われてきたことかもしれませんが、プチ断食によって時々空腹を感じることや、食事は腹八分に止める習慣は、「酵素」という観点からしても、老化を防ぐアンチエイジングのために、やはり重要なのだと考えられるのです。

 

また、ファーストフードや加工食品・冷凍食品などにたくさん含まれている「白砂糖」や「トランス脂肪酸」、「食品添加物」なども、分解するのにたくさんの酵素が必要になるため、本当のアンチエイジングを実現するためには、なるべくそれらは避けた方が懸命だと思われます。

 

一方、果物や野菜、発酵食品など、消化を助ける酵素が最初から食物酵素として含まれている食材もありますので、食物酵素が含まれた生の食材を、毎日の食生活に採り入れることも、体内の酵素の無駄遣いを防ぐ生活につながっていきます。

 

そして、このように、過食・食べ過ぎを避けたり、加工食品を控えたり、酵素が含まれている発酵食品や果物などの積極的に摂ったりすることで、酵素の無駄遣いを避けるような生活習慣は、アンチエイジングだけではなく、からだの慢性炎症を防ぐことにもつながっていくのです。

 

www.kousomeneki.com

 

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ジャラハニーのアンチエイジング効果が慢性炎症予防に効果的なわけ

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回はジャラハニーのアンチエイジング効果が慢性炎症の予防にも効果的なわけについて述べてみたいと思います。

 

これまでの記事では、細胞の老化を促すことで慢性炎症や酸化ストレスの原因になる「活性酸素」を減らすことが、慢性炎症を予防したり本当のアンチエイジングを実現したりすることにつながると述べてきました。

 

その活性酸素への対策のためには、活性酸素を除去する抗酸化物質が多く含まれている食品を摂ることがひとつの手段だとされています。

 

たとえば、野菜や果物に含まれているファイトケミカルポリフェノールは、活性酸素の害から細胞を守る抗酸化作用があるといわれていますが、実はオーストラリアの蜂蜜である「ジャラハニー」にも、活性酸素を除去する抗酸化作用があるというのです。

 

ジャラハニー

この「ジャラハニー」とは、ユーカリの一種でオーストラリア南西部だけに自生するジャラという特殊な木の花から採れるハチミツのことで、ジャラの花の開花時期はたったの2年に1回、それも冬であるため、その蜜は大変貴重なものなのだといいます。

 

そして、このジャラハニーには、多くの抗酸化物質が含まれているといわれており、一部の研究によりますと、ジャラハニーに含まれる多くのビタミン群、豊富な栄養素による抗酸化作用は、「マヌカハニー」や「レザーウッドハニー」の2~3倍の数値であったといいます。

 

また、このジャラハニーは、ニュージーランドの有名な「マヌカハニー」と同様、強い抗菌・殺菌作用をもっているといわれています。そのため、ピロリ菌やガンジタ菌、黄色状ブドウ球菌の抑制にも効果的だとされています。

 

ジャラハニーは腸内環境の改善や糖質制限にもオススメ

ジャラハニーは腸内環境の改善や糖質制限にもオススメ

さらに、ジャラハニーの特質としては、酪酸菌が豊富で腸内環境の改善が期待できたり、GI値が低く、血糖値を急激に上げにくいといったことも挙げられますが、このジャラハニーによって腸内環境が改善されたり、GI値の高い糖の摂り過ぎるによる糖化が防がれたりすることは、アンチエイジングや慢性炎症の予防につながってくると考えられます。

 

世の中には摂取するだけで病気を治したり体調を改善したりする「万能薬」のようなものは無いのかもしれませんが、スプーンでひとさじすくって舐める以外にも、皮膚の炎症が気になる部分に塗るなど、使い方次第でこのジャラハニーは万能薬に近い働きをしてくれるように思われます。

 

purehoney.jimdo.com

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水素分子(H₂)と水素水の抗炎症効果と抗アレルギー作用が慢性炎症を防ぐ。

当ブログでは、慢性炎症酸化ストレス糖化を防ぐためのアンチエイジングデトックス・ダイエット方法について書いていますが、今回は水素分子(H₂)と水素水の炎症を防ぐ抗炎症効果と抗アレルギー作用について述べていきたいと思います

 

前回と前々回の記事では、辻直樹氏の『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』を紹介しながら、慢性炎症や酸化、糖化を防ぐための本当のアンチエイジングや、水素分子(H₂)と水素水のアンチエイジング効果について述べてみました。

 

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今回は、水素水に含まれる水素分子(H₂)の炎症を防ぐ抗炎症効果についてです。

 

本当のアンチエイジングは引き算」の記事でも述べたように、一般的に水素分子の効果としては、悪玉の活性酸素を選択的に除去するという「抗酸化作用」がよく知られていますが、実は、水素分子(H₂)には、それ以外にも、抗炎症作用や抗アレルギー作用、代謝改善作用などもあることが分かってきたといいます。

 

たとえば、水素水ブームの火付け役でもある太田成男氏は、『ここまでわかった 水素水最新Q&A』のなかで、

 

 研究が進むにつれ、研究を始めた時に想像していたよりもはるかに多くの効果があることがわかってきたのです。

 最初は、水素の抗酸化作用に着目していたのですが、炎症を抑える作用、アレルギーを抑える作用、エネルギー代謝を活発にする作用、細胞死を抑制する作用があることが次々と発見されました。

 抗酸化作用については、水素の直接の抗酸化作用だけでなく、水素が体内になくなった後でも、長時間にわたって抗酸化作用を示すこともわかってきました。(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p51~52

 

と述べています。

 

ここまでわかった 水素水最新Q&A

 

また、理学博士で中央大学名誉教授でもある深井有氏も、『水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線』のなかで、

 

 活性酸素は脳神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、血液系、内分泌系から眼、鼻、歯、骨、皮膚に至る、ほとんどすべての器官や組織の病気に関わっており、水素はその多くの場合に有効に働くことが知られてきました。水素の効果は、その大きさも広がりも予想をはるかに超えるものだったのです。さらにその後の研究で、水素には抗酸化作用だけではなく、抗炎症作用、抗アレルギー作用、代謝改善作用などがあることも知られてきました。(深井有『水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線』p26

 

と述べています。

 

水素分子(H₂)には抗炎症作用がある

 

水素分子(H₂)の抗炎症作用と生活習慣の改善でアンチエイジング

もちろん、水素分子(H₂)には抗炎症作用や抗酸化作用があるからといって、水素分子が含まれている水素水や水素サプリメントを摂るだけで、みるみるうちに慢性炎症が治まっていくとは考えにくいと思われます。

 

以前にも述べましたが、老化の原因である慢性炎症を抑えて、本当のアンチエイジングを実現させるためには、「酸化」「糖化」「炎症」が体内で慢性的に起きてしまうような生活習慣を変えていくことが何より大事だと考えられます。

 

そして甘い物の摂り過ぎや過度のストレス、睡眠不足、運動不足など、体内で慢性炎症が起きる要因を出来るだけ取り去ったうえで、さらに体の炎症や老化を防ぐために役立ってくれるのが、「水素水」に含まれている「水素分子」(H₂)であるように感じられるのです。

 

「水素」が活性酸素の発生を抑えることによって、体内で起こるさまざまな「炎症」が抑止され、組織や細胞、血管などが「糖化」するのを防ぐことができます。体調が悪くなるとき、どこかが痛むとき、体内では「酸化」「糖化」「炎症」が起きています。この三つの劣化作用を放置しておけば、細胞も臓器も老化の一途をたどってしまうわけですが、「水素」を使えば老化を抑制することが可能です。(辻直樹『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』p6

 

 

なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング

 

 

 

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